動きはじめた市民活動 Part1
三石 英昭

 文化会館の喫煙所、市民プールの灰皿を撤去すべく、「市長への手紙」で再三申し入れたのですが、相手にされません。特にプールでは子どもが火傷しかねません。
 プッツンした私は徒歩5分の市民ネットワークの事務所に出向き、「市を相手に裁判を起こしたいのですが、弁護士を紹介して下さい」と切り出したのです。結果、市民ネットの議員と共に裁判を起こすことなく、プールの灰皿は即撤去、文化会館は時間がかかりましたが、喫煙所が休憩所となり飲料水の自販機が設置され、満額回答でした。
 この一件で個人と議員が力を合わせれば不可能が可能になると思い知り、市民ネットの会員になったのです。
 そんな折、新聞で「野田市民オンブズマン」の発足を知り、即加入しました。ひとりで市を動かしたという自負を持って出席したのですが、この会のレベルの高さに驚かされました。私が、夏祭りに市長が挨拶に来るのは好ましいと発言したところ、「あれは公費を使った選挙運動みたいなもの」とたしなめられ、まさかお金を配っているとは知りませんでした。
 こうした市長交際費に会がメスを入れたことが市報にも掲載され、その後支出が大幅に改善されました。私も先輩会員に近づきたいと思い、情報公開開示請求、監査請求、議会の傍聴、記者会見、ファミレスでのお茶会、飲み会等々どこにでも着いて行きます。
 そして「のだオンブズマン通信」の発行にあたり、私にも広報担当の役が巡ってきたのです。高校時代新聞部をやってきた経験から、これなら役に立てると思っています。


森田知事を告発!
 自民党の支部長でありながら「完全無所属」と政党とのしがらみのないことを強調して当選した森田健作氏。政治資金規正法の疑いもあり、市民ネットなどの県議が呼びかけ、「森田健作氏を告発する会」(代表・井村弘子)を立ち上げました。4月15日には、この1週間あまりで集まった854名の告発状を検察庁に提出し、特別刑事部長は「十分な捜査を行いたい」と異例の応対をしました。記者会見では、入りきれないたくさんの人が見守る中、各マスコミ関係者からの質問が1時間以上におよび、社会に与える影響の大きさを感じました。森田知事は「誤解して投票した人がいたら残念だ」と責任逃れの発言をしていますが、県民を欺いたことはあきらかです。今後告発する会では、知事自らの辞職を求め署名活動を展開していくということです。


残念! 千葉県知事選挙
 市民ネットワーク推薦の吉田平さんは、多くの皆さまにご協力いただきましたが、残念ながら当選には及びませんでした。




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