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No. 2010年7月 3面


市民ネットワーク 6月議会レポート

岡田 さわこ
ついに火災事故発生!
異常な化学臭に被害が拡大
(有)柏廃材処理センター(産業廃棄物処理施設)

 これまで市長は県の許可施設だとして『立ち入り調査権を取得する県との協定』を結ぼうとしてきませんでした。しかし健康被害が拡大したためようやく6月14日に結びました。対策として「地元の人にお願いして異臭が発生したときにすぐに測定できる機械の設置を検討する」と答弁しました。しかし、下記の表のように被害が拡大し、地元の人は避難しなければならない危機的状況です。

岡田 市長の対応は遅すぎます。昨年の9月議会で取り上げた時にすぐに対応するべきでした。市長自身もこのような対策は「見通しが甘いかも知れない」と言っていますが、これからも人体実験をしていくというのですか。今から調査をするのでは遅い。今すぐ稼働停止を市長みずから業者に求めるべきです。
市長 業者が絶対言うことを聞かないのはわかりきっています。市民のために市長が動いて稼働停止が出来るのであれば、もうとっくの昔に出来ている話です。

岡田さわこのコメント
 市長は今まで一度も柏廃材センターに対して働きかけをしていません。本気で稼働停止を考えているのでしょうか。法律に抵触しないから稼働停止に出来ないという論理はもう通用しません。被害地域がますます拡がっています。地元の人は借り住まいを考え避難しなければならない事態です。市民の命を預かる市長は、苦しんでいる住民の緊急一時避難の支援をし、一刻も早く業者に稼働停止を求めるべきです。

(有)柏廃材処理センターに関わる被害の経過の一部抜粋
(地元の人から聞き取り調査をしました)
2010年最近の被害状況と申し入れ 市民の通報 市や県の対応
3月18日
朝から薬品臭がひどく、9:30にニツ塚小学校、運河までも臭っていた。
二ツ塚小学校付近在住の市民より野田市へ通報  
5月24日
18:30花井付近、もの凄い悪臭漂う。
18:30には花井在住の市民より県民センター、環境保全課に通報 連絡がとれなかった(市)
パトロール隊が現地に向かうとのことだったが、2日後にようやく連絡あり(県)
6月4日
午前4:00から山崎小学校近くの市民より車の中でも吐き気がする位の化学臭。
22:00には南部小学校付近の市民より吐き気がする位の化学臭あり
山崎小学校、南部小学校付近の市民より野田市に通報 農薬の臭いと決めつけられる(市)
6月7日
17:00に南部小学校付近の市民より吐き気がする程の化学臭。
被害者の会では、稼動停止を求めて県に申し入れ。
(被害者の会・近隣市民の方5名、二ツ塚自治会会長、副会長、と市民ネットワーク、他超党派議員合計16名で申し入れ)
南部小学校付近の市民より通報 文書による回答なし(7/20現在)
6月11日
焚き火、スモークのような異臭。黒煙が上がる。爆発音と共に窓も微振動。
付近の工場の方からの通報 5分位煙が噴出し、消防車が来た時は「火も煙も確認できなかった」
6月14日
被害者の会より稼動停止を求め、市長と環境保全課に申し入れ
  文書による回答なし(7/20現在)




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