2014年4月 2面
 
          小室みえこ 3月議会レポート
優先順位に異議あり!
2014年度 一般会計予算 に反対

■総務費
 正規職員の数を1070人に減らし、非正規職員を532人に増やし、福祉分野、特に保育現場に指定管理者制度を導入してきたことに反対してきました。
 また、古布内保育所は4月からスタートしますが、民設民営で利潤優先の株式会社が保育にあたることは反対です。

■民生費
 消費税増税に伴う臨時福祉給付金や子育て世代臨時特例給付金での対策では不十分です。格差の拡大、子どもの貧困が深刻となる中、今年1月に子ども貧困対策法が施行されました。野田市としても就学援助の基準を拡大するなど具体的な対策をとるべきです。

■衛生費
 エネルギーの地産地消の取り組みを推進することを望みます。先進市の飯田市は昨年全国初施行された「飯田市再生可能エネルギーの導入による持続可能な地域づくりに関する条例」に基づき、具体的な対策をとっています。中でも、「おひさまエネルギーファンド」を立ち上げ、公共施設などに太陽光発電を設置する事業に官民との協働や市民ファンドを活用した事業を始めました。地産地消と市民との協力関係を築くお手本とすべき施策です。

■土木費
 国の財政も国債の発行で賄われており、今後更なる社会保障に係る予算規模は、大きなウエイトを占めることになってきます。消費税増税をもっても追いつくとは思えません。鉄道高架事業は、目にみえる形で進んでしまい一体化としていますが、それよりも旧野田と旧関宿との一体化を構築することや住宅密集地への緊急時対策が優先です。
 生活道路は、車をよけようとすると道路の隅っこがガタガタで足を取られるようなひどい道も多く、また少しの雨でもたまり水を跳ね上げる車の横を通らなくてはいけない道もあり、補修はいつになるのかと行列を作って待っている状態です。
 今後交付される交付税は減額されます。市民生活に直結する施策に税金を使うべきです。

■商工費
買い物弱者対策として営業している「のだ元気市場」は、来客数の減少、客単価の読み違えなど、当初のリサーチが不十分でした。今後日曜日を休業にするなどとしていますが、撤退の決断を早急にすべきです。

■教育費
サタデースクール事業を土曜日事業にすり替え、4月より実施することに反対です。土曜日授業を進める過程で児童生徒の土曜日の活動実態を十分把握しているとは思えません。子どもや保護者、職員に意見を聞く機会もなく一方的に導入した二学期制やサタデースクール事業の検証もされていません。
 具体的には、スクールソーシャルワーカーの配置や総人数学級、環境を整備して職員の負担軽減を行うなどの具体的な対策が挙げられます。それが結果として学ぶ意欲につながるのではないでしょうか。
 社会教育や公共施設の備品などの更新には、利用者の声を反映させるシステムが必要です。

小室みえこのコメント
新年度の臨時財政対策債(国が、今お金が足りないから借金しておいて、利子分も後で交付税措置をする)という借金が、消費税が上がる新年度でさえも20億円以上、計上されています。小室みえこは、将来に負担を残さない予算であるべきだと考え、反対しました。
講演会のお知らせ
「市民とつながるまちづくり」

わたしたちのまちをどんなまちにしたいのか?
どんなまちに住みたいのか?
仕事と子育てを両立しながら始まった地域貢献活動は200を超えるという野老さんをお招きし、お話を伺います。是非おでかけください。

講師 野老真理子(ところまりこ)さん
日時 2014年5月6日(祝)13:30〜
会場 野田市 北部公民館
開催協力券 500円

お話しの後は、ピアノとフルートのデュオ演奏をお楽しみください。

お問い合わせ  市民ネットワーク・のだ
           愛宕事務所 7123-6981
           川間事務所 7127-7670


 
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