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上花輪浄水場問題
                〜 市長が新聞報道で情報操作!? 〜
 根本市長は、選挙終了後の2日後に「上花輪浄水場を廃止し、施設理由として老朽化に伴い建て替えに50億円、高度浄水処理に20億円かかるとし、その費用が古い水道管の交換に使いたい」と新聞に大きく報道しました。選挙が終わった途端に市長の独断(職員も知らない)でこのようなことを決めてしまったこと、正確なメリット、デメリットの検証が何もされず、市長の意図が強く残るやり方に非常に憤りを感じています。
 平成23年度の『野田市水道事業長期計画』では、@現状の処理状況に関する詳細な調査や供給水質の目標値の設定を行った上で、今後の望ましい浄水処理方式の在り方(高度浄水処理の必要性)を検討することが望ましい。A上花輪浄水場は、昭和48年に建設され老巧化に伴い施設の更新が必要となるため、更新時は耐震性能を備えた施設として整備し、大規模地震(レベル2地震動)にも重大な影響が出ないような浄水場とする。しかし、詳細な調査や供給水質の目標値の設定等は、何も行われていません。長期計画には検討事項としている問題を、何の金額的な数値の試算もされず、正確な情報を提示できる段階ではないのに、なぜ市長の独断で突然今回このような新聞発表をしたのか、市長独特の何か急ぐ理由でもあるのではないでしょうか。新聞報道を読んだ市民の方から、「既に上花輪浄水場に高度処理を付けて立て直す金額の70億円はあって、それを老朽化した水道管に充てるということなのですか?北千葉の浄水場には近々高度処理施設ができるのですか?」という質問を受けました。上花輪を建てるお金は、当然予算化していません。また、北千葉浄水場の高度処理施設も平成26年の12月に完成予定でまだ2年以上あり、その間の安全性は、連絡体制の強化により、担保されなければなりません。(今回のホルムアルデヒド検出の原因物質については、国でも法律で規制に動いています)計画もないのに急いで決定することは出来ないはずです。

自主水源を安易に手放すことには反対!
 現在の野田市の水源内訳では、北千葉浄水場が約75%、東金野井浄水場の地下水に約4%、上花輪浄水場が約21%を占めています。上花輪を廃止して、東金野井の4%を除く殆どを北千葉にしてしまうと、約96%を北千葉に頼ることになり、デメリットが大き過ぎます。上花輪を存続させることは、災害などに備えて(北千葉に万が一の事故があった場合など)自主水源を確保しているというメリットがあると考えます。

 市民参加の検討委員会を!
 上花輪浄水場を廃止するメリット、デメリットを市民に提示して検証していくプロセスが必要だと考えます。しかし、市長は7月議会において一足飛びに住民投票を実施する考えを示しました。住民投票には馴染まない問題であると指摘します。今回のような市民生活に大きく影響することについては、市民参加の検討委員会で試算を明示し、情報公開をして市民と充分な議論を実施した後、行政として賢明な判断をしていくべきだと考えます。
 
           オリンピックに沸くその裏で!
オリンピックで盛り上がるその裏で、政府は「原子力規制委員会」の人事を内定してしまいました。しかし委員長はじめ数人の委員は「原子力ムラ村民」であることが発覚し、民主党内部からも批判があがっています。特に、委員長に内定している田中俊一氏は原子力推進の中核にいた人物です。こんな人を委員長に据えるとは、今後ますます原発依存を高めていくことが明らかでしょう。委員長の権限は強大ですし、他にも不適格と考える委員がおり、これらの委員で原子力規制行政を一手に取り仕切る強力な権限を持つことになってしまい、国民の脱原発の声はかき消されてしまう危険があります。
 早ければ今週初めには国会衆議院・参議院で採決されてしまう可能性があります。毎週金曜日の官邸前デモにおいても8/3(金)には危機感を募らせた市民たちが「再稼働反対」「大飯を止めろ」と叫ぶ中「(原子力規制委員会の)人事案反対」「田中(俊一)は辞めろ」「人事案は白紙撤回」の声も多く聞かれました。


私たち市民ネットワークは、国会採決前に地元選出の内山晃氏(新党きづな衆議院議員)、斉藤健氏(自民党衆議院議員)に、政府人事案に反対するよう要望書を事務所に提出してきました。

**パブコメを送って、未来を変える(締め切り近し8/12)**
 震災・原発事故後、政府は未来のエネルギー政策(原発や温暖化対策)の見直しを行うため「3つのシナリオ」を示し「国民の意見(パブコメ)」を求めています。皆さんも是非ご意見をお出し下さい。
 《【パブコメの書き方・送り方】

  ステップ1     政府ウェブサイトや「パブコメで未来」ページをご覧ください。
  ステップ2     ご意見の概要の欄に上の3つのシナリオの中から「〇〇シナリオ」を選びます、と明記する。意見及びその理由の欄にも再度「〇〇シナリオを選びます。と書いて理由や意見を書きます。例:「〇〇シナリオ」を選択しますを入れないと、脱原発の意見を書いても反映されない事がありますのでご注意ください。
  ステップ3     オンラインで送信:htt://bit.ly/pubcmnt 
            FAX送信 03−6368−9460
  ステップ4     家族や知り合いにパブコメを出そうと勧めて下さい。

               〜 7月議会:一般質問より 〜
 
 6期目の根本市長は、「脱原発をめざす首長会議」の賛同人ですが、今回の一般質問において「ストレートに反対だとは言っていない」と答弁しました。福島第一原発事故の野田市における放射線被害は、明らかであり東海村にある東海第2原発から約100キロメートル圏内にある自治体としての危機感をどう考えるのでしょうか。自然再生エネルギーの課題は大きく道のりは容易ではないことは承知しています。しかしどんな隙間のエネルギーであっても無駄にせず「エネルギーを生み出すまちづくり」の提案はこれからの首長には必要な施策であるはずです。政府のエネルギー政策を脱原発に向けさせるために各自治体の本気度が試されています。

 平和のつどい・のだ 2012 〜未来このままで大丈夫?〜 のお知らせ
 8月18日(土) 9時〜             8月19日(日)10時〜
  
★オープニング:沖縄エイサーで幕開け! ★「ともしび」のやぎさんとうたおう
  ★記念講演(前広島市長)秋葉 忠利さん ★平和歌声喫茶
  「核のない平和な21世紀を創るための     (事前にお申し込みください)
  市民と都市の役割」(参加協力券500円) ★講演  河合 弘之さん
  ★映画「夢」黒澤 晃監督作品              「原発と憲法」
                            ★ぶっちゃけトーク