GIKAILOGN.GIF - 5,605BYTES

どうなる? 野田市の介護保険
月額956円アップの3,725円(標準)

 4月より介護保険制度が、大きく変わることになる。
@利用者の急増により保険財政が厳しくなってきたため保険料を上げる。
Aこれまで要支援、要介護1の人たちのサービス内容が変わり、筋力トレーニングなどへ切り替わる。
B大きな施設ではなく住み慣れた地域で暮らせる小規模多機能型介護サービスがスタートする。
 以上3点が今回の改正のポイントである。さて野田市の場合どうなるのか、まだ不明な点も多いが現段階では保険料は算出されている。

野田市の月額介護保険料予定(単位:円)
所得段階保険料差額
(生保、老齢年金受給者)1,863475
(所得金額が80万円以下)1,863▲217
(世帯全員が市民税非課税)2,422350
(本人が市民税非課税) 3,725956
(本人の所得金額が200万年未満)4,6751,192
(200万円〜600万円未満)5,5881,425
(600万円以上)5,9601,800
近隣市の保険料は松戸3,970円、柏3,469円、流山市3,804円、我孫子市3,667円、鎌ヶ谷3,800円となっている。一概に保険料の安い、高いでサービスの善し悪しは判断できないが、施設が多いと保険料は高くなる傾向がある。

船形に大型ショッピングモール??

 船形地区の国道16号線沿いに広がる区域34haの一部に大型ショッピングモールを誘致する話が持ち上がっている。現在のジャスコより高級なイオン系のモールをというのが市長の説明であった。市中にはすでに既定の話として流れているようだが、まだまだ願望レベルで決定しているわけではない。
 この区域は開発して工業団地にする計画があり東武鉄道がかなりの土地を買い占めていた。その後計画が頓挫し東武鉄道が手放したかった土地を市の開発公社が買い取り、強硬に計画を続行している。市民ネットは、公金を使って民間企業救済に走るような工業団地計画自体を白紙に戻すべきと反対してきたが、与党会派の大物(?)議員が旗振りをしているため市長はなんとかかたちをつけようと躍起になっている。無理な計画であるのを承知の与党議員達も、だんまりを決め込んでいるというのが実情だ
 市長や与党議員の思惑がらみで工業団地を作ると動かしていたが、昨年末には用途地域を変更して商業施設の立地も可能にし、ショッピングモールを誘致するということだ。
 仮にモールを誘致するにしても市内にはすでに七光台のロックタウン、堤台のモールも新しくオープンしてすでに飽和状態だ。まして高級モールとなると柏の葉キャンパス駅、おおたかの森駅にオープン予定であり目前の開発欲にとらわれているだけで、採算性から見ても疑問である。また、今のまちづくりの流れからも逆行している。国は郊外の大型店を規制する法律をつくり、まちの商店街をよみがえらせ高齢化社会向きの方向に舵を切りはじめているのに、野田市は東葛近隣市で高齢化が一番すすんでいる実態を忘れたかのような動きをしている。
野田市の新年度(06年)予算〜やっぱり公共事業重視〜

 06年度の一般会計予算額は436億円と前年比5%アップの公共事業中心の予算である1キロ100億円もかかる鉄道高架事業にも着手するため、担当課の強化をする。それに比して、福祉部門は保健師やケースワーカーなど専門職のマンパワー不足や無理な民間委託などをして予算の締め付けがますますきびしくなっている。介護保険の見直し、障害者自立支援法の施工、母子家庭への支援策など市が担う部分は大きくなってきているが、国の補助金カットを理由に1円でも削ろうとしている。財政不足というのは逃げ口上で、国や県からの補助削減分は所得譲与税の名目で市は確保できている。国の補助金カットは公共事業への削減が大きいため、身の丈を省みず事業をてんこ盛りした結果、財源不足をきたしている。それでも強気で普通建設事業費は前年比25.8%もアップし、借金を増やす予算編成となっている。
06年度野田市市債(借金)状況(単位:円)
 市民1人当たり1世帯当り
一般会計286,366779,501
特別、企業会計215,339586,161
合計501,7051,365,662