改革の流れをつなげよう
4年前、「千葉県を変えよう」という合言葉とともに、私たち市民ネットワークは堂本知事誕生の中心的役割を果たしました。
保守・自民党の牙城であった千葉県は堂本県政で変わりつつあります。小さな声を大切にする人権・福祉・環境の新しい価値への歩みを後退させるわけにはいきません。さらなる流れをつなげて、根回し、口利き、談合の政治から市民が当事者となって新しい形の政治へと動かす時です。
今度もやっぱり堂本あき子知事を!
長年の保守王国の負の遺産を受け継ぎ、問題山積の県政です。市民ネットワークは嫌疑2人を送り出し、堂本県政に是々非々の立場で発言提案しています。以下、堂本県政の4年間を検証してみます。
確実にすすむ!障害者・高齢者福祉
福祉後進県といわれてきた千葉県ですが、堂本県政で福祉政策が日の当たる場所に登場してきました。これまでの役所が勝手に決める「お上からの福祉」のやり方をばっさりやめて、障害当事者の生の声が出せる自由な雰囲気のタウンミーティングの中で、県民とともに地域福祉計画づくりをしてきました。また、高齢者と障害者のデイサービスを一体化して進める健康福祉千葉方式は県内20余りの市が取り入れています。(野田市は取り入れず、残念!)これからは予算付けをして実行していく時期です。しっかり後押しして弱者切り捨ての競争社会に後戻りさせないようにしましょう。
際立つ女性政策
参議院時代には「男女共同参画社会基本法」や「ドメスティックバイオレンス防止法」の制定に関わり、知事就任後も「女性の視点」から取り組みは顕著です。
女性患者には女性医師が丁寧に対応する「女性専用外来」は県内11箇所に拡大。注目を浴び、他県にも広がっています。また、千葉県女性サポートセンターを設立し積極的DV被害者支援策を打ち出し大きく前進。農漁村の女性団体に対する支援など女性の地位向上、男女共同参画社会をめざす取り組みは確かです。
すすむ情報公開
情報公開度は全国ワーストレベルであったのを、条例改正し推進会議の設置、外郭団体の情報公開を盛り込み、県政の透明度を高める方向へとカジを切りました。野田市の遅れていた情報公開条例を強く指導し、改正へと導きました。
今後は政策形成段階での県民への情報提供が大きな課題です。
中学も少人数学級始まる
県内小学校1,2年生の少人数学級を実現し、きめ細かな教育の実践を始めています。今年4月から中学1年生も少人数学級を実施します。
公共事業の見直しは大きな課題
巨額の予算と環境破壊をもたらす八ツ場ダムや各地の区画整理事業の見直しは不十分です。既得権益に鋭いメスを入れ改革をするときです。
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