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3・13千葉県知事選挙 堂本知事を支持します
改革の流れをつなげよう

 4年前、「千葉県を変えよう」という合言葉とともに、私たち市民ネットワークは堂本知事誕生の中心的役割を果たしました。
 保守・自民党の牙城であった千葉県は堂本県政で変わりつつあります。小さな声を大切にする人権・福祉・環境の新しい価値への歩みを後退させるわけにはいきません。さらなる流れをつなげて、根回し、口利き、談合の政治から市民が当事者となって新しい形の政治へと動かす時です。
 今度もやっぱり堂本あき子知事を!


 長年の保守王国の負の遺産を受け継ぎ、問題山積の県政です。市民ネットワークは嫌疑2人を送り出し、堂本県政に是々非々の立場で発言提案しています。以下、堂本県政の4年間を検証してみます。

  確実にすすむ!障害者・高齢者福祉
 福祉後進県といわれてきた千葉県ですが、堂本県政で福祉政策が日の当たる場所に登場してきました。これまでの役所が勝手に決める「お上からの福祉」のやり方をばっさりやめて、障害当事者の生の声が出せる自由な雰囲気のタウンミーティングの中で、県民とともに地域福祉計画づくりをしてきました。また、高齢者と障害者のデイサービスを一体化して進める健康福祉千葉方式は県内20余りの市が取り入れています。(野田市は取り入れず、残念!)これからは予算付けをして実行していく時期です。しっかり後押しして弱者切り捨ての競争社会に後戻りさせないようにしましょう。

  際立つ女性政策
 参議院時代には「男女共同参画社会基本法」や「ドメスティックバイオレンス防止法」の制定に関わり、知事就任後も「女性の視点」から取り組みは顕著です。
 女性患者には女性医師が丁寧に対応する「女性専用外来」は県内11箇所に拡大。注目を浴び、他県にも広がっています。また、千葉県女性サポートセンターを設立し積極的DV被害者支援策を打ち出し大きく前進。農漁村の女性団体に対する支援など女性の地位向上、男女共同参画社会をめざす取り組みは確かです。

  すすむ情報公開
 情報公開度は全国ワーストレベルであったのを、条例改正し推進会議の設置、外郭団体の情報公開を盛り込み、県政の透明度を高める方向へとカジを切りました。野田市の遅れていた情報公開条例を強く指導し、改正へと導きました。
 今後は政策形成段階での県民への情報提供が大きな課題です。

  中学も少人数学級始まる
 県内小学校1,2年生の少人数学級を実現し、きめ細かな教育の実践を始めています。今年4月から中学1年生も少人数学級を実施します。

  公共事業の見直しは大きな課題
 巨額の予算と環境破壊をもたらす八ツ場ダムや各地の区画整理事業の見直しは不十分です。既得権益に鋭いメスを入れ改革をするときです。

野田市財政 地方分権時代に逆行 国依存、借金頼み
〜それでも、大きな土木事業つぎつぎ計画〜

 野田市は合併特例債(国から10年間で230億円、そのうちの金利を含む25%だけ返済すれば済む、という触れ込み)目当てに合併し、超豪華な関宿体育館、開発事業など大型土木事業てんこ盛りで市の財政状況は悪化している。
 野田市の場合、合併特例債の特典が危うくなり重い借金と化す恐れがある(合併時に私はそのことを指摘していた)。財源保障される国からの地方交付税も減額。そのため臨時財政対策債の大幅発行(これも借金)と膨らんだ歳出のため借金を増やすことになった。これらのことは国の三位一体の改革を受け、合併前に財政の専門家からも指摘されていたことだった。
 合併後は転入人口より転出人口が多く、人口が減っており、出生率は1.1人と全国平均1.29人より格段に低くなっている。それでも大きな道路をつくり、大型トラックなどの通貨交通を増やす、いたちごっこのまちづくりをまだ計画している野田市である。
 時代の流れはもう変わってきている。地方分権を生かした地方独自策を打ち出し、財政を環境、福祉、教育にシフトさせてきている自治体が増えている。我孫子市もその一つである。

  野田市のプライマリーバランスは赤字
 財政が厳しいのはどの自治体も同じであるが、野田市は合併で財政豊かになると強調してきた。しかし、プライマリーバランスを見ると合併以降、赤字となり今年度は20億円以上の赤字となっている借金体質に変化していることが明らかだ。

 ※プライマリーバランスとは
 市の歳入総額から市債(借金)を控除したものと、歳出総額から公債費(借金返済)を控除した額との釣り合いを見る財政状態を示す指標

「子どもの人権」を守れ!
〜子どもの目線で取り組む 八千代・我孫子市〜

 子どもが暴力を受けたり性被害にあうなど、毎日のように痛ましい事件が後を絶たない。子どもの成長に影を落とすような事態は、家庭だけでなく教育や福祉の場も例外ではない。このような千葉県の状況に対して、子どもの人権擁護という立場で先進的取り組みを始めているところがある。
 八千代市では「おにいさん・おねえさん子ども電話相談室」というユニークなネーミングで、市内にある大学との協働で、子どもの抱える悩み相談をおこなっている。子どもがより話しやすい若い学生が相談相手というメリットがあり、適正テストや研修を受け専門性を高めた心理、福祉心理学の学生が担当している。子どもの話をじっくり聴くというメンタルサポートが重要で、相談事例に応じて子育て相談室の専門職員につないでいる。我孫子市は「青少年の健全育成」という言葉は使わずに子どもたちの目線に立ち「子どもの権利条例」の制定などに取り組んでいる。
 野田市の子ども人権施策は子どもが自らの義務を果たす意識を持つことが第一の課題となっており問題だ。その中からは子どもを一人の人間として尊重し「子どもの人権」を主体とする姿勢は見えない。虐待や子育て・少子化対策においても、大人の都合のいい子ども像を押し付けるのではなく、各市のように子どもが意見表明できること・子どもの意見を聞く姿勢がなければ人権尊重の意識は育たず、真の対策にはならない。


使用済みペットボトルをペットボトルにリサイクル!

 ペットボトルの需要は年々増加し、使用済みのものは繊維等に再生されているが、資源の有効活用からするとペットボトルに再生する方が望ましい。新たな技術開発で繰り返し半永久的にペットボトルに再生する工場「ペットリバース」を見学した。