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住民の不安募る
住宅地近くに
新たな産業廃棄物処理施設計画

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 電建住宅や野田梅郷住宅(グリーンパーク)などが周辺に広がっている、南部工業団地にまた新たな産業廃棄物処理施設建設の計画が浮上しており、環境汚染や健康への影響を心配する周辺住民から不安の声が私にも寄せられている。隣接する二塚自治会は堂本県知事宛に建設反対の陳情書を出している。
 川崎重工の跡地に建設予定の産廃施設は、92トン /日、とかなりの大型で、木くず、廃ゴム、廃油、金属くず、瓦礫、感染性ゴミ(医療廃棄物)などあらゆるゴミの焼却施設である。このような産廃施設は県の管轄下であるため、県に問い合わせたところ工業団地内のため周辺への事前協議や許可を得る必要はなく、現在、業者(有限会社柏廃材)は県に設置届け出を申請中であるという。11月頃には、業者が県へ提出した書類(設計図や維持管理方法など)の縦覧が市役所で実施され、市や市民は意見を提出できる仕組みになっている。その後、出された意見も参考に「地域の生活環境に適正な配慮が行われているかどうか」県の協議会が審査し施設許可という流れである。施設着工は12月以降となる見込み。県の担当職員によると業者が法律や県の指導要綱を遵守している限り建設阻止はできないが、住民の不安を受け止め協定書など結ぶよう業者を指導できるという。産廃施設についても一般の清掃工場と同様一定の環境基準を守るよう義務づけされているが、しっかり監視しなければ、年に数回県に報告するだけのアリバイ的なものにされてしまう。

陳情、意見を出していこう

 この施設はどうせ出来るから仕方がないとあきらめる前に、建設時点から住民が不安を抱いていることを県、市、業者にしっかり伝え今後の抑制につなげる事がまず大事だ。二塚自治会同様、周辺自治会からも県へ陳情書を出す、縦覧期間には出来る限り多くの人が意見を出すなどまだ出来ることはあるのではないか。
 因みに、この工業地区内にはすでに3つの産廃処理施設が稼働しているが、殆どその実態を住民は知らない。排ガスや有害物質が基準値内であるから環境汚染や健康被害はないと断言できない。これを契機に全ての産廃施設の運転状況を把握すべく県に報告書を開示請求し、専門家と相談、検討していく予定です。  ※施設の縦覧、意見提出期間は「のだ市報」に掲載されます。

YAMAYOSISENN.JPG - 17,593BYTES急げ! 山吉線の安全対策を

 市内山崎と吉春を結ぶ山崎吉春線が開通し南北の交通がより便利になったが、かなりのスピードを出す車が多く住宅地付近では不安を感じる人も多い。また、上花輪付近ではトレーラーなどの大型車の駐停車も多く大変危険だ。交通量は1万台/日、うち大型車は2千台も通る幹線道路で今後も通過交通量は増える見込みだが、40キロの速度制限がかかっているのは、一部だけしかなく、予測交通量を見込んだ上で速度制限や駐停車禁止、信号機設置など山吉線全体の早急な安全対策が必要と9月議会で提案した。
 「地元の意見をもとに警察と協議して進めているところ」との答弁だったが、開通前に対策を講じる必要があったのでは。

 

エッ!46haもみどりが減った
(東京ドームの10倍/トイザラスの8倍も)

 市内の民有林は開発や相続問題などで、急速に失われている。どの位減少しているのか、早急な歯止め策が必要ではないかと9月議会で取り上げた。
 なんとこの5年間で、46haも減り  haとなっていることが分かった。しかしこの数字は、市街地のコンビニや七光台ショッピングセンターなど雑種地とされているまばらな林などは入っていないから実際に減っている緑はもっと多い。開発するにしても既存樹木を生かした緑地帯を面積に応じて義務づけるなどやる気があれば色々対策はある。松戸市や我孫子市ではすでに積極的なみどり保全策を打ち出している。

問題あり! 超ケチった人件費
〜複合老人ホームに指定管理者制度導入〜

 これまで市が委託していた養護老人ホームの一部を特養ホームに切り替え、5人の職員が兼務で両方の入居者(70人)のケアをするという人件費削減目的の指定管理者制度が上程されたが、市民ネットは反対した。こんなとんでもない過重労働体制は居住者へのサービスの低下になる。弱い部分へのしわ寄せがここにも見える。